日本大百科全書(ニッポニカ) 「明神池(山口県)」の意味・わかりやすい解説 明神池(山口県)みょうじんいけ 山口県北部、萩(はぎ)市越ヶ浜(こしがはま)の笠山(かさやま)の東麓(とうろく)にある池。玄武岩台地笠山が砂州の発達で陸繋島(りくけいとう)になったとき、潟湖(せきこ)となって埋め残されたもので、面積1万520平方メートル。大池、小池、奥ノ池に分かれ、溶岩塊のすきまから海水が出入し、外海の干満の影響で池の水位が変化する。マダイ、クロダイ、スズキ、ボラなど磯(いそ)付き魚が生息し、国の天然記念物に指定されている。[三浦 肇] 明神池〈萩市〉 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例