明は以て秋毫の末を察するに足れども而も輿薪を見ず(読み)メイハモッテシュウゴウノスエヲサッスルニタレドモシカモヨシンヲミズ

デジタル大辞泉 の解説

めいもっ秋毫しゅうごうすえさっするにれどもしか輿薪よしん

《「孟子」梁恵王上から》動物の毛の先までも見えるような視力をもちながら、車に積んだ多くたきぎが目に入らない。いくらよい視力があろうと、それを用いなければ役に立たないこと、また、小事に心を奪われて大事を見失うことのたとえ。
[類語]木を見て森を見ず

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