昇圧薬(読み)ショウアツヤク

デジタル大辞泉 「昇圧薬」の意味・読み・例文・類語

しょうあつ‐やく【昇圧薬】

昇圧剤

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「昇圧薬」の意味・わかりやすい解説

昇圧薬
しょうあつやく

血圧を上昇させる薬で、交感神経興奮剤一種である。ショック時や手術時において、血圧が異常に低下した場合に用いる。塩酸ドパミン(5ミリリットル中100ミリグラム含有)、塩酸ドブタミン(100ミリグラム)、酒石酸水素メタラミノール(1ミリリットル中10ミリグラム含有)が注射で用いられ、塩酸オクトパミン錠(25ミリグラム)、塩酸ノルフェネフリン錠(5ミリグラム)は内服で、塩酸エチレフリン錠(5ミリグラム)、同注射液(1ミリリットル中10ミリグラム含有)は内服、注射のいずれでも使用できる。緊急を要する場合には注射が用いられる。

[幸保文治]

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