デジタル大辞泉
「旻天」の意味・読み・例文・類語
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びん‐てん【旻天】
〘名〙 (「ひんてん」とも)
① そら。天。
※
吾輩は猫である(1905‐06)〈
夏目漱石〉五「
休養は万物の旻天から要求して然るべき権利である」 〔書経‐大禹謨〕
② 秋のそら。秋の天。
※本朝無題詩(1162‐64頃)三・月下即事〈
藤原周光〉「月前感緒素難
レ耐、何况旻天三五光」 〔
爾雅‐釈天〕
[
補注]「旻」は「閔」で、あわれむ、いたむの意がある。万物をあわれみおおうところから「天」、万物の
凋落をいたむところから「秋天」の意として用いられると説かれている。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「旻天」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報