旧跡・旧蹟・旧迹(読み)きゅうせき

精選版 日本国語大辞典 「旧跡・旧蹟・旧迹」の意味・読み・例文・類語

きゅう‐せき キウ‥【旧跡・旧蹟・旧迹】

〘名〙
① 昔、歴史的な事件や物事のあった場所。故跡旧蹟地。旧踪(きゅうそう)旧址
※九暦‐九条殿記・東宮大饗・天暦七年(953)正月二日「先例以下臈為先、而今夜以親王為先、已違旧迹」
※俳諧・奥の細道(1693‐94頃)佐藤庄司旧跡「佐藤庄司が旧跡は、左の山際一里半斗に有」 〔史記‐河渠書〕
② 以前にある人が成し遂げた仕事とその功績。昔の業績
※妾の半生涯(1904)〈福田英子〉二「現政府に向って忠告するは、固より現当路者の旧蹟(キウセキ)あるを思へばなり」

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