日草場村(読み)ひくさばむら

日本歴史地名大系 「日草場村」の解説

日草場村
ひくさばむら

[現在地名]笠間市日草場

佐白さしろ山東麓に位置し、西は上市毛かみいちげ村。中世は笠間氏の支配下にあり、江戸時代は笠間藩の城付村で「寛文朱印留」に村名が載る。「郡官日省録」(武藤家文書)によると慶安二年(一六四九)検地で村高一二八・三八石となり、万治三年(一六六〇)・延宝四年(一六七六)の新開検地で合せて三石余を打出す。「茨城郡村々様子大概」(笠間稲荷神社蔵)によれば、村には溜池三、四壁山二などがあり、文化期(一八〇四―一八)の戸数九・人数三七、馬三。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報