日渡新田(読み)ひわたししんでん

日本歴史地名大系 「日渡新田」の解説

日渡新田
ひわたししんでん

[現在地名]新発田市日渡

則清のりきよ村の東北に位置し、同村の枝郷であった。東を赤沼あかぬま川が流れる。新発田藩領で五十公野組に属し、宝暦四年(一七五四)幕府領となるが、同一二年新発田藩領に復する。貞享三年(一六八六)検地帳(新発田市史資料)によると田九町六反余で、うち上田一町八反余・中田四反余・下田三町五反余・下々田一町七反余。畑は八反余で下々畑が圧倒的に多く、ほかに給人抱田一町二反余が字千苅せんがり赤沼などにあり、総計一一町七反余、高一二〇石七斗余で物成五六石二斗余。明治一〇年(一八七七)の「日渡新田村誌」によると田一二町三反余・畑四反余、戸数三〇(うち社二)・人口一六一(男八〇・女八一)、馬一・農車一三。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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