日本山岳遺産(読み)にほんさんがくいさん

事典 日本の地域遺産 「日本山岳遺産」の解説

日本山岳遺産

「日本山岳遺産」は、次世代に伝えたい豊かな自然環境や、人と自然の関わりを有し、それらを守り、活用するような地元の活動が盛んな山や山岳エリアを、日本山岳遺産基金が認定するもの。地域からの自薦にもとづき、日本山岳遺産基金事務局(山と溪谷社内)が外部有識者のアドバイザリー・ボードからの意見を参考にして決定。認定は、「自然景観」「生態系・生物多様性」「文化・歴史」のいずれかが優れている山もしくは山岳エリアで、該当地において、NGO自治体といった各種団体が「日本山岳遺産基金」の目的に合致する活動を行っていることが条件。助成金の拠出、各種活動の広報支援なども行う。2010(平成22)年度4件、2011(平成23)年度2件、2012(平成24)年度3件、計9件が認定されている。
[選定機関] 日本山岳遺産基金事務局
[選定時期] 2010(平成22)年~
[登録・認定名] 櫛形山 | 小金沢シオジの森 | 乙女高原 | 石鎚山 | 早池峰山 | 九州中央山地五家荘エリア | 夕張岳 | 七時雨山 | 臥龍山

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域遺産」事典 日本の地域遺産について 情報