日手間(読み)ひでま

精選版 日本国語大辞典 「日手間」の意味・読み・例文・類語

ひ‐でま【日手間】

〘名〙 その日限りの約束で働く仕事。日雇稼ぎ。
咄本・軽口あられ酒(1705)四「いや、今日はとこへはゆかぬ。日手間(ヒデマ)をやとうた」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の日手間の言及

【被官百姓】より

…旧盛岡藩の名子百姓は在郷武士である地頭の小作人であるとされるが,名子と呼ばれるものにも被官百姓と同質のものもある。 被官の提供する農業労働・家事労働は役儀・日手間などと呼ばれ,役儀には3~5日の少数のものから,年間75日に及ぶものまでの差がみられる。そのほか年頭の挨拶に,家によって定まる穀物・チョマ(苧麻)・桶などの定量を持参する例もある。…

※「日手間」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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