日影口留番所跡(読み)ひかげくちどめばんしよあと

日本歴史地名大系 「日影口留番所跡」の解説

日影口留番所跡
ひかげくちどめばんしよあと

[現在地名]小川村日影

松代藩が江戸時代を通して置いた番所で、寛永二年(一六二五)の設置と推定される(「出浦半平等連署状」金井文書)。「信府統記」に「松代領ヨリ他領出口番(中略)日影口、水内郡ナリ、松本領安曇郡境ノ宮ヘ越ス」とあるように、松代領山中新町しんまち(現信州新町)及び竹生たけぶ(現小川村高府)方面から松本領安曇あずみ郡へ通ずる往還に置かれた番所である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android