日下部三中(読み)くさかべの みなか

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「日下部三中」の解説

日下部三中 くさかべの-みなか

?-? 奈良時代防人(さきもり)。
上総(かずさ)(千葉県)の国造丁(くにのみやつこのよぼろ)。天平勝宝(てんぴょうしょうほう)7年(755)筑紫(つくし)におもむくとき母との別れを惜しんだ歌と,父が三中をおくりだす心情をよんだ歌とが「万葉集」におさめられている。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例