施行米(読み)せぎょうまい

精選版 日本国語大辞典 「施行米」の意味・読み・例文・類語

せぎょう‐まい セギャウ‥【施行米】

〘名〙 施行に供する米。ほどこしの米。
高野山文書‐(年月日未詳)(室町)奥院興隆作事入目日記「一 御廟上葺用意入目日記〈略〉五貫文は無縁法界施行米 三石

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の施行米の言及

【救米】より

…多くは飢饉,火災,水害などの災害時,罹災窮民のいっそうの困窮化を防ぐため,幕府,領主などによって与えられる救助米を指し,人々はこれを敬して御救米と称した。これに対して,民間で行われる救済の救助米は合力米,施行米と称される場合が多い。なお,窮民層の固定化現象が現れる江戸中期以降,災害時に限らず日常時の救済も企てられ,社会的底辺層に御救米が与えられた。…

※「施行米」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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