精選版 日本国語大辞典 「新造・新艘」の意味・読み・例文・類語
しん‐ぞう ‥ザウ【新造・新艘】
〘名〙
① (新造) 新しくつくること。また、そのもの。
② 特に、新しく船をつくること。また、その船。ふつう建造後一年以内の船をいうが、六、七年以内の船をさしていうこともある。しんぞ。
※羅葡日辞書(1595)「Tyrocinium〈略〉Xinzô(シンゾウ) ハジメテ ウミ エ ヲロサルル、または、トカイ スルヲ ユウ」
③ 武家の妻女をさしていう語。御新造。しんぞ。
※島津家文書‐(慶長一二年)(1607)正月二四日・近衛龍山前久書状「新造としより候へば、其身もともに行歩不自由故」
しん‐ぞ【新造・新艘】
〘名〙 「しんぞう(新造)」の変化した語。
※雑俳・西国船(1702)「しだされた・かぶろあがりの新ぞ様」
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