新村地区(読み)にいむらちく

日本歴史地名大系 「新村地区」の解説

新村地区
にいむらちく

松本市の西方あずさ川右岸の扇状台地を占め、傾斜はゆるく東方に向かっている。松本藩領時代、島立しまだち組に属した上新村・北新村・南新村・下新村・東新村の五ヵ村、二千三〇〇石余の地帯。推古天皇三年聖徳太子により荒陵あらはか(現大阪市天王寺区四天王寺)に施入された信濃国筑摩郡荒田郷五〇烟をこれにあて、「和名抄」記載の筑摩郡六郷の一つである大井郷の一部をこれに比定する説もある。

新村古墳群の調査によれば、計画的な開発が行われたことがわかる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android