新形質米

農林水産関係用語集 「新形質米」の解説

新形質米

これまで多くの品種とは異なる新たな形質を持った米。国民の豊かな食生活に貢献するため、今後も新しい発想のもとでの開発が期待される。
(近年開発された主な新形質米の種類と特性)
低アミロース米:モチモチしていて粘りが強く、冷めても硬くなりにくい特性をもち、弁当やおにぎり、チルド寿司等に適する。
・高アミロース米:パサパサしており、ピラフやおかゆ、ライスヌードルなどに適する。
・巨大胚米:胚芽が大きく、血圧上昇抑制効果があるといわれるγ-アミノ酪酸(ギャバ)の含量が多く、発芽玄米に適する。
・低グルテリン米:易消化性たんぱく質のグルテリン含量が少ない。
・色素米(赤米、紫黒米):ポリフェノール(抗酸化成分)や鉄、カルシウム、ビタミンが多く含まれ、赤飯、五穀米、赤酒等に適する。

出典 農林水産省農林水産関係用語集について 情報