斎宮の忌詞(読み)さいぐうのいみことば

精選版 日本国語大辞典 「斎宮の忌詞」の意味・読み・例文・類語

さいぐう【斎宮】 の 忌詞(いみことば)

伊勢斎宮で、神慮をはばかり、仏教語と不浄語とを忌むために、代わりに用いたことば。「仏」を「なかご」、「経」を「そめがみ」、「僧」を「髪長」、「血」を「汗」といった類。
浄瑠璃・丹波与作待夜の小室節(1707頃)夢路のこま「かのさいくうのいみ詞忌(いま)はしやとて道も狭(せ)に、曝(さら)す体を道者にも嫌ひ」

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