旺文社世界史事典 三訂版 「文 天祥」の解説
文 天祥
ぶんてんしょう
南宋末期の政治家
20歳のとき進士に首席で合格。元軍の南下に際し,1275年文官ながら義勇軍を編成して防戦。講和使節となり,元軍に赴いて捕らえられたが脱走した。翌年,首都臨安の陥落後も南方各地で転戦し,再び捕らえられて大都に送られた。1279年南宋が厓山 (がいさん) で滅んだので,元に仕官を勧められたがきかず,処刑された。
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