整・調(読み)ととのえ

精選版 日本国語大辞典 「整・調」の意味・読み・例文・類語

ととのえ ととのへ【整・調】

〘名〙 (動詞「ととのえる(整)」の連用形名詞化) 準備調整、とりまとめなどして、物事をきちんとした状態にすること。
源氏(1001‐14頃)若菜上「ほとけ・経箱・帙簀(ぢす)のととのへ、まことの極楽思やらる」

とな・う となふ【整・調】

〘他ハ下二〙 ととのえる。集中する。落ち着かせる。
※枕(10C終)五六「耳をとなへて聞くに、知る人の名のあるは、ふと例の胸つぶるらんかし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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