数書く(読み)かずかく

精選版 日本国語大辞典 「数書く」の意味・読み・例文・類語

かず【数】 書(か)

(「南本涅槃経‐巻二」の「是身無常、念念不住、猶如電光暴水幻炎、亦如水随書随合」から) 物の数を数えながら線を書きつける。数取りのために線を引く。「水にかず書く」の形で、はかない、つまらない、むだであるなどのたとえにいう。
万葉(8C後)一一・二四三三「水の上に数書(かずかく)如きわが命妹に逢はむと祈誓(うけ)ひつるかも」

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