敏感性(読み)びんかんせい(英語表記)sensibility

翻訳|sensibility

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「敏感性」の意味・わかりやすい解説

敏感性
びんかんせい
sensibility

一般的には,刺激を容易に受入れ,これによって興奮を起しやすい状態または性質のこと。感情の面では,些細な事柄で傷つき,ある内的体験葛藤に固執しやすい性質をさしていう。 E.クレッチマーによれば,敏感者は非常に高い理想や強すぎる倫理感,良心を有しており,過敏な罪の意識と倫理的熱意によって敏感性神経症にかかったり,ときに敏感関係妄想をもつにいたることがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android