精選版 日本国語大辞典 「擂鉢・摺鉢」の意味・読み・例文・類語
すり‐ばち【擂鉢・摺鉢】
[1] 〘名〙
※東寺百合文書‐寛正二年(1461)一二月三〇日・光明講方道具送文書「一 雷盆」
② (男性器をすりこぎになぞらえるところから) 女性器をいう。
※浄瑠璃・七小町(1727)四「天にあらば比翼の鳥と、女が戯れに負ず劣らず、地にあれば連木(れんぎ)摺鉢(スリバチ)破鍋(はれなべ)に綴蓋(とぢぶた)、離れまいと抱付(いだきつきく)」
[2]
[一] 「すりばちやま(擂鉢山)(一)」の略。
※雑俳・柳多留‐五四(1811)「大きな夜なべ細工琵琶と摺鉢」
[二] 「すりばちやま(擂鉢山)(二)」の略。
※雑俳・柳多留‐一九(1784)「すり鉢で一ぱいのんで花を見る」
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