摺鼓(読み)スリツヅミ

デジタル大辞泉 「摺鼓」の意味・読み・例文・類語

すり‐つづみ【×摺鼓/×揩鼓】

古代雅楽打楽器。インド起源で、奈良時代中国から渡来。胴の両端革面をつけ、革ひもで締めたもの。左手で支え、右手の指で革面をはじいたり、こすったりして鳴らした。揩鼓かいこ答臘鼓とうろうこ

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精選版 日本国語大辞典 「摺鼓」の意味・読み・例文・類語

すり‐つづみ【摺鼓】

〘名〙 雅楽の打楽器の一つ。現存しないため、奏法などは不明。〔十巻本和名抄(934頃)〕
※安元御賀記(1176)「左右舞人はすり皷を打」

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