掻伏・掻臥(読み)かきふす

精選版 日本国語大辞典 「掻伏・掻臥」の意味・読み・例文・類語

かき‐ふ・す【掻伏・掻臥】

(「かき」は接頭語)
[1] 〘他サ下二〙 抱いて寝させる。
小右記‐長保元年(999)一二月一日「未臥給、御胸猶温、移数剋掻臥
※栄花(1028‐92頃)衣の珠「さてかきふせ奉りて御湯を参るに」
[2] 〘自サ四〙 伏す。うつむく。かいふす。
※承応版狭衣物語(1069‐77頃か)三上母代又せために寄来たるに見付けて、跡まくらも知らずかき卧(ふ)し、いかにせむいかにせむとまどひ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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