掛所・懸所(読み)かかりどころ

精選版 日本国語大辞典 「掛所・懸所」の意味・読み・例文・類語

かかり‐どころ【掛所・懸所】

〘名〙
① 寄りかかる所。たよりとする所。
※後撰(951‐953頃)恋二・六〇九「ともかくもいふ言の葉のみえぬかないづらは露のかかり所は〈右京〉」
源氏(1001‐14頃)真木柱「見る前をだに、名残りなき心は、かかり所ありても、もてない給はじ」
※改正増補和英語林集成(1886)「フネノ kakaridokoro(カカリドコロ)〈訳〉投錨地」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android