振放・振離(読み)ふりはなす

精選版 日本国語大辞典 「振放・振離」の意味・読み・例文・類語

ふり‐はな・す【振放・振離】

〘他サ五(四)〙
① 振ってはなれさせる。くっついているものやそばに寄りそってくるものなどをふりすてる。ふりきる。ふりはなつ。
※大弐集(1113‐21)「朧けの契りとそ見むむへ法をふり放したる音をききしも」
浄瑠璃曾根崎心中(1703)「れうじな事をいひかけ後悔すなとふりはなせば」
② 追ってくる者を追いつかせないで引き離す。ふりきる。

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