拾三村(読み)じゆうさんむら

日本歴史地名大系 「拾三村」の解説

拾三村
じゆうさんむら

[現在地名]飽田町八分字はふじ 十三じゆうさん

土河原とがわら村の南にあり、南は正保しようほ村、東は荒尾あらお(現熊本市)に接する。十三村とも記された。慶長一二年(一六〇七)検地帳では田方一二町一反一畝余・畠方一二町一反余、分米二五四石余、家数三五、男六二・女三六、牛一一・馬一とあり、屋敷登録人は一三人である。寛永一二年(一六三五)の地撫帳では嶋五郎左衛門手永に属したが、翌一三年権藤二郎右衛門手永に属し、のち横手手永に属した。宝暦九年(一七五九)の下ケ名寄帳では、惣畝数二六町九反八畝のうち二六町四反四畝余が給知で、庄屋のほか、頭百姓一六・小百姓一三がいた。またとしかみに年神堂・阿弥陀堂中道なかみちに十五社大明神、前畑に古墓二ヵ所が記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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