精選版 日本国語大辞典 「括付」の意味・読み・例文・類語
くくり‐つ・ける【括付】
〘他カ下一〙 くくりつ・く 〘他カ下二〙
① 紐(ひも)などをかけて他のものにしばりつける。結び留める。
※天草本伊曾保(1593)狼と狐の事「カノ カゴヲ ヲウカメノ ヲサキニ cucuritçuqete(ククリツケテ)」
② (比喩的に) 足止めをする。拘束する。
※新板かわりもんく粋言葉(1818‐30頃)「るすのまの書きだしで、くくりつけられてぢゃ」
③ 否応なしに押しつけて引き受けさせる。
くくし‐つ・ける【括付】
〘他カ下一〙 くくしつ・く 〘他カ下二〙 くくりつける。しばりつける。
※四河入海(17C前)八「足をば松にくくしつけて其の肘をば藤蔓でくくしつけてをき」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報