押重(読み)おしかさぬ

精選版 日本国語大辞典 「押重」の意味・読み・例文・類語

おし‐かさ・ぬ【押重】

〘他ナ下二〙 (「おし」は接頭語) 物の上にさらに物を重ねて載せる。着物などを何枚も着る。
※枕(10C終)二五九「紙をあまたおしかさねて、いとにぶき刀して切るさまは」
堤中納言(11C中‐13C頃)貝あはせ「萩重(はぎがさね)織物の袿(うちぎ)紫苑(しをん)色などおしかさねたる」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android