押え字(読み)オサエジ

デジタル大辞泉 「押え字」の意味・読み・例文・類語

おさえ‐じ〔おさへ‐〕【押(さ)え字/抑え字】

連歌俳諧で、句中に上下呼応する言葉があるとき、その上の言葉をいう。「や・か・いつ・何・誰」など。「藤ばかま誰窮屈きゅうくつにめでつらん」の句で、「誰」が句末の「らん」の押さえ字となっているのがその例。かかえ字。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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