投網・唐網(読み)とあみ

精選版 日本国語大辞典 「投網・唐網」の意味・読み・例文・類語

と‐あみ【投網・唐網】

〘名〙 被網(かぶせあみ)一種円錐形で、網の裾を折り返して袋状にし、そこに鉛の重りを付けたもの。上端部に手綱が付いている。この手綱をにぎって水面に広げて投げ、綱を徐々にたぐって、網口を閉ざし、中にはいった魚を網地にからませて引きあげる。淡水魚コイフナアユ、浅海魚のタナゴ・スズキ・アジなどを捕るのに用いる。うちあみ。とうあみ。《季・夏》
※雑俳・手鼓(1707)「うしろから・前へ投出す唐網(トアミ)うち」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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