打橋(読み)うちはし

精選版 日本国語大辞典 「打橋」の意味・読み・例文・類語

うち‐はし【打橋】

〘名〙
① 川の両岸材木あるいは板を架け渡しただけの橋。
書紀(720)天智九年五月・歌謡「于知波志(ウチハシ)の 頭(つめ)の遊びに 出でませ子」
建物と建物との間に架け渡して、取りはずしの自由な橋とした板。
※枕(10C終)一〇四「ほとほとうちはしよりも落ちぬべし」
③ (間に架け渡すところから) なかだち。仲介者
平中(965頃)三「生ける間の うちはしの 絶えてあはずは」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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