打偲(読み)うちしのぶ

精選版 日本国語大辞典 「打偲」の意味・読み・例文・類語

うち‐しの・ぶ【打偲】

〘他バ四〙 (「うち」は接頭語。古くは「うちしのふ」「うちじのふ」とも) 離れている人や過ぎ去ったことを思って慕う。しのぶ。
万葉(8C後)一九・四一九六「月立ちし日より招(を)きつつ敲自努比(うちジノヒ)待てど来鳴かぬほととぎすかも」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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