打乗(読み)うちのる

精選版 日本国語大辞典 「打乗」の意味・読み・例文・類語

うち‐の・る【打乗】

〘自ラ四〙 (「うち」は接頭語) 乗り物などに乗る。
堤中納言(11C中‐13C頃)はいずみ「童(わらは)も泣く泣く馬にうちのりて、ほどもなく来つきぬ」
滑稽本東海道中膝栗毛(1802‐09)七「爰より下り船に打のりて」

ぶち‐の・る【打乗】

〘自ラ四〙 (「ぶち」は接頭語) 上に勢いよく乗っかる。
※浄瑠璃・四天王女大力手捕軍(1678)四「馬引よせふちのって、三千よきのむらがる中にうって入」

うち‐の・す【打乗】

〘他サ下二〙 (「うち」は接頭語) 乗り物などに乗せる。ひょいと乗っける。
大和(947‐957頃)一五四「馬にうちのせて逃げていにけり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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