才槌・木椎(読み)さいづち

精選版 日本国語大辞典 「才槌・木椎」の意味・読み・例文・類語

さい‐づち【才槌・木椎】

〘名〙
① 小形の木の槌(つち)。〔十巻本和名抄(934頃)〕
浄瑠璃・鑓の権三重帷子(1717)下「畏(かしこまっ)たと棒、さいづち、鋤(すき)、鍬(くは)、鉞(まさかり)ひっさげひっさげ立かかる」
滑稽本・八笑人(1820‐49)四「天窓(あたま)がさいづちで、仕打が源之か」
③ (才槌の頭が重いところから) 他人に頭のあがらない者のたとえ。〔東京語辞典(1917)〕

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