手暗者・手暗物(読み)てくろもの

精選版 日本国語大辞典 「手暗者・手暗物」の意味・読み・例文・類語

てくろ‐もの【手暗者・手暗物】

〘名〙
他人をだますかけひきに長じた人。
※俳諧・虎渓の橋(1678か)賦何餠俳諧「手くろ者関はゆるさじはくち打〈松意勘当帳をたからかによむ〈江雲〉」
② 他人の目をごまかすにせ物。
咄本醒睡笑(1628)七「みなにせ物あり。手(テ)くろ物がはやる」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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