手捌(読み)てさばき

精選版 日本国語大辞典 「手捌」の意味・読み・例文・類語

て‐さばき【手捌】

〘名〙
① 手でさばくこと。手で物を扱いこなすこと。また、その手つき。また、ものごとの扱い方。
白鳥秋声抗争(1934)〈矢崎弾〉「白鳥の批評における犀利理知判定や、あのたくみな疑問符と、断定の手さばき」
富嶽百景(1939)〈太宰治〉「写真のシャッタアくらゐ器用に手さばき出来るほどの男に見えるのかも知れない」
相撲で、相手攻撃に対処するしかた。〔古今相撲大全(1763)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報