手まぐら(読み)てぐらまぐら

精選版 日本国語大辞典 「手まぐら」の意味・読み・例文・類語

てぐら‐まぐら【手まぐら】

〘名〙 (形動) 先の見通しもなく、その場しのぎに物事をすること。当座しのぎに事をすること。いいかげんにごまかすこと。また、そのさま。
※俳諧・鸚鵡集(1658)八「月影をかくすや雲の手くらまくら〈正綱〉」
浄瑠璃・吉野都女楠(1710頃か)二「あみだ仏迄質屋へとばし手くらまぐらにととのへ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android