扇星(読み)おうぎぼし

精選版 日本国語大辞典 「扇星」の意味・読み・例文・類語

おうぎ‐ぼし あふぎ‥【扇星】

〘名〙 彗星(すいせい)異称。扇を半ば開いたような形に尾を引いているところからいう。昔はその出現を凶兆とした。ほうきぼし。
※俳諧・胴骨(1678)何者「雲は白地かよいふたつ割〈由平〉 折出してまた新しき扇子星〈西鶴〉」
随筆・異説まちまち(1748)三「天和の初にや、扇星といふ星出たり。要と覚しき所に大きなる星ありて、其星より扇を開きたるごとく気有しとなり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android