戦慄手(読み)わななきで

精選版 日本国語大辞典 「戦慄手」の意味・読み・例文・類語

わななき‐で【戦慄手】

〘名〙
① 手がぶるぶるとふるえること。また、その手。
書道で、ふるえる手で書いた筆跡。筆をふるわせて書いた文字小野道風書体をさすことが多い。ふるいふで。
※桂川地蔵記(改定史籍集覧所収)(1416頃)上「漢家本朝、近来之画図絵、色紙屏風、此道風之経手(ワナナキテ)金岡之霊筆、少々有之」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android