憶念・臆念(読み)おくねん

精選版 日本国語大辞典 「憶念・臆念」の意味・読み・例文・類語

おく‐ねん【憶念・臆念】

〘名〙
① 心に深く思って、忘れないでいること。心にいつも思い起こしていること。また、その考え。執念(しゅうねん)
兵範記‐仁平二年(1152)六月一五日「御室并五宮以下僧徒億念被相企
自分だけの考え。個人的な考え。臆見。
読本南総里見八犬伝(1814‐42)四「汝が臆念(オクネン)、予が意に称(かな)へり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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