情深(読み)なさけぶかい

精選版 日本国語大辞典 「情深」の意味・読み・例文・類語

なさけ‐ぶか・い【情深】

〘形口〙 なさけぶか・し 〘形ク〙
情趣を理解する心が深い。風流心のあるさまである。
源氏(1001‐14頃)総角日頃の御有様、けはひの懐しく、なさけふかう、はかなき事にも、まめなる方にも、思ひやり多かる御心ばへを」
② 思いやりのあるさまである。同情心が深い。
狂言記・鶯(1700)「なさけふかい御方で、お盃を下されてござる」
情事などで深く思いをかけるさま。
仮名草子竹斎(1621‐23)上「檀那のなさけふかうして、主と親しくする事は、傍輩の思ふ所」

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普及版 字通 「情深」の読み・字形・画数・意味

【情深】じようしん

深情

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