思習・思慣(読み)おもいならう

精選版 日本国語大辞典 「思習・思慣」の意味・読み・例文・類語

おもい‐なら・う おもひならふ【思習・思慣】

[1] 〘他ハ四〙 (思習) 習って心にさとる。習い覚える。
伊勢物語(10C前)三八「君により思ならひぬ世の中の人はこれをや恋といふらん」
[2] 〘自ハ四〙 (思慣) いつもそう思う。そう思うのが習慣となる。
源氏(1001‐14頃)若菜下「人よりさきなりけるけぢめにや、とりわきておもひならひたるを、今になほかなしくし給ひて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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