思案涙(読み)シアンナミダ

デジタル大辞泉 「思案涙」の意味・読み・例文・類語

しあん‐なみだ【思案涙】

心配のため流す涙。また、思いあまって流す涙。
「―に胸つまり」〈浄・氷の朔日

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「思案涙」の意味・読み・例文・類語

しあん‐なみだ【思案涙】

〘名〙 どうしてよいかわからず思いあまって落とす涙。心配して落とす涙。
浄瑠璃・心中刃は氷の朔日(1709)上「いやといへば主人の慮外、ををといへば年月の小かんが情のあだと成しあん涙にむねつまり」

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