思咎(読み)おぼしとがむ

精選版 日本国語大辞典 「思咎」の意味・読み・例文・類語

おぼし‐とが・む【思咎】

〘他マ下二〙 (「おもいとがむ(思咎)」の尊敬語) 不審に思って心におとどめになる。変だとお気づきになる。
蜻蛉(974頃)下「いとおほけなき心のはべりけるとおぼしとがめさせ給はんを、つつみ侍りつるになん」

おもい‐とが・む おもひ‥【思咎】

〘他マ下二〙 不審に思って心にとどめる。変だと気づく。
源氏(1001‐14頃)紅葉賀「人のみたてまつるも、あやしかりつるほどのあやまりを、まさに人のおもひとがめじや」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android