思ひ染む(読み)オモイソム

デジタル大辞泉 「思ひ染む」の意味・読み・例文・類語

おもい‐そ・む〔おもひ‐〕【思ひ染む】

[動マ四]深く思い込む。強く決心する。
「いとかりそめに入りし山の、やがて出でじとさへ―・みぬ」〈幻住庵記
[動マ下二]深く心中に思う。深くかわいがる。
「子ども多くはべれど、これはさまことに―・めたる者にはべり」〈東屋

おもい‐し・む〔おもひ‐〕【思ひ染む】

[動マ四]心に深く思う。深く心に感じる。
「いとあはれとものを―・みながら」〈桐壺
[動マ下二]おも(思)いし(染)める」の文語形

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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