思の色(読み)おもいのいろ

精選版 日本国語大辞典 「思の色」の意味・読み・例文・類語

おもい【思】 の 色(いろ)

① (「思ひ」の「ひ」を緋(ひ)にかけていう) 緋色
古今(905‐914)雑体・一〇二六「みみなしの山のくちなしえてしがなおもひのいろの下染めにせん〈よみ人しらず〉」
② 心に思っていることが表情にあらわれること。心に思っているようす。
山家集(12C後)中「今朝いかに思ひの色のまさるらん昨日にさへもまた別れつつ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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