念入(読み)ねんいり

精選版 日本国語大辞典 「念入」の意味・読み・例文・類語

ねん‐いり【念入】

〘名〙 (形動) 念の入ること。注意深いこと。ていねいで心がこもること。また、そのさま。
咄本・昨日は今日の物語(1614‐24頃)下「御公家衆は、物ごとに御念入、ねどひをなさるるぞ」
明暗(1916)〈夏目漱石〉四〇「念入(ネンイリ)身仕舞をした若い女」

ねんじ‐い・る【念入】

〘他ラ四〙 心に深く念じる。心をこめて懸命に祈願する。
源氏(1001‐14頃)玉鬘「ずいぶんにさかえてかへり申はつかうまつらむと、ひたひに手をあててねむじいりてをり」

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普及版 字通 「念入」の読み・字形・画数・意味

【念入】ねんにゆう

念思

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