心情・裏情(読み)うらなさけ

精選版 日本国語大辞典 「心情・裏情」の意味・読み・例文・類語

うら‐なさけ【心情・裏情】

〘名〙
① (「うら」は「こころ」の意) 心のうちに秘めている愛情
曾我物語(南北朝頃)四「こひの暮とやいつはりを、たのみ顔なるうらなさけ、むかひていふもさすがなり」
② (裏情) 見せかけの愛情。うらはらの愛情。
※雑俳・媒口(1703)「名の為に死ねと継母の裏情」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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