心にあり(読み)こころにあり

精選版 日本国語大辞典 「心にあり」の意味・読み・例文・類語

こころ【心】 に あり

胸中にある。内々に思っている。
貫之集(945頃)七「願ふことこころにあれば植ゑてみる松を千歳のためしとぞみる」
② 考えや決心しだいで事態がきまる。気持しだいである。
※宇津保(970‐999頃)忠こそ「さらば御心にこそあらめ。いとたふときことなり」
③ 心に思いつく。考え得られる。
浮世草子日本永代蔵(1688)四「元日より七種(ななくさ)迄、心に有程のもてなし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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