心と(読み)ココロト

デジタル大辞泉 「心と」の意味・読み・例文・類語

こころ‐と【心と】

[副]自分の心から。自分の心の持ちようから。
「―老いつき、やつして病み侍りにし」〈紫式部日記

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「心と」の意味・読み・例文・類語

こころ‐と【心と】

〘副〙 自分の考えで。自ら求めて。一存で。自発的に。心ずから。
大和(947‐957頃)一四八「わが睦まじう知れる人もなかりければ、心ともえ遣らず、いとおぼつかなく」
※新古今(1205)秋下・五二七「心とや紅葉はすらんたつた山松は時雨にぬれぬ物かは〈藤原俊成〉」

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